薬効成分が入っているとか言うのなら、長期的に摂取すると危険だから一度制限をかけるってのはわかるんだけど、タウリンにしてもビタミン剤にしても、基本的に健康補助として通常長期的に摂取するものじゃないの?
それを三ヶ月分縛り。
しかも、各商品は必ず「一瓶一ヶ月分」とか切り分けられているわけじゃない。
うちで買ってるタウリンだって、50日分ってことは7週間分。
ぎりぎり三ヶ月分を超えるので一度に二瓶買えないってことは、ひと月ごとに買い足さなきゃいけなくなるってことなんだよねぇ・・・。
・・・国内サプリメントメーカーの陰謀のような気がするのは私だけ?
だって、ひと月ごとに個人輸入手続きしなきゃいけないんだったら、国内サプリにしようかって思う人、絶対いると思うの。
ま、国内サプリに該当商品がある場合ではあるけれど。
ちなみに、成分での縛りをかけているわけではなく、「同一商品を三ヶ月分買えない」ってだけみたい。
私の場合は、同じタウリン1000mgの商品を、別メーカーと合わせて二瓶購入することで解決はできました。
ところが、これと似たような事が国内でも起きてるんですよ。
楽天が反対署名運動をしているんですが、ネットでの一般大衆薬の購入が来年六月に制限される法律が出されているんだそうです。
→
困ります、私たち。〜ネットで薬が買えないなんて〜
知った時に即効署名しましたが、これもわけわからん理由で時代に逆行した制限をかけようとしているとしか思えない。
「直接手渡しできないから危険」っていう意味がわからん。
なんでそれが危険なんだか?
一般大衆薬は、依存性などの危険性のある薬って含まれるわけ?
逆に、ネット購入は履歴を辿れるんだから、店頭販売で大量購入されるよりも安全なんでは?と思うんだけどねぇ。
私が心配なのは、これが動物医薬品にも波及しないかってこと。
薬のネット販売には、今後その取り扱いを始めるコンビニ業界なんかの圧力をひしひしと感じます。
もしこれが、どこかの獣医団体が動物医薬品のネット購入に関する圧力をかけて、それを聞き届けるバカ議員がいたりしたら。
各獣医ってのは、取引代理店ってのがあって、療法食にしても医薬品にしても、その代理店が扱っていなければ病院自体取扱出来ないんだそうな。
(これは、ルジを助けてくれた獣医が言っていたこと)
そうなると、かかりつけ獣医の取引している代理店が扱っていない療法食の恩恵を、患者側は受けられなくなっちゃう。
例えばうちの場合でいえば、ルジさんが重度の結石を患っていた時、当時のかかりつけ獣医はたまたま超マイナーなデンマークレオ製品を扱っていてくれたおかげで、療法食で維持することができた。(それ以外、ほぼ全メーカーの療法食を試したけれど、全滅だった)
でも、もし当時のかかりつけの獣医がデンマークレオを扱っていなければ、手作り食で治るまでの約二年間、尿酸化剤を飲み続けて体を傷めつけ続けていたはず。
まぁ、その場合はもっと早くに手作り食に切り替えていたかもしれないけれど、世の中にはそこで「手作り食にしよう」と実行できる人ばかりじゃない。
ネットで療法食が買えれば、かかりつけ獣医で扱っていない療法食を購入して試すことだってできる。(もちろん、かかりつけ獣医と相談しつつってのが前提だけど)
それができなくなったら、より体に優しい療法食で長生きできる権利を、患畜側は侵害されてしまうってことになる。
もちろん、価格的な問題だってある。
動物医薬品は、各獣医によって値段が違う。
かかりつけの獣医で購入するよりも、ネット通販で購入する方が安い場合、飼い主は治療費の負担を極力抑えたうえで、ペットたちの病気を治すことだって可能。
特に、治療が長期にわたる場合は、日常的に使うものに関しては少しでも安く買えた方が助かるのは、当然のこと。
それが、各獣医でしか買えないとなったら・・・考えただけでも恐ろしい。
でもこれって、十二分に考えられることだと思うんですよ。
餌やり禁止条例が東京の荒川区で成立したり、野良猫への手術助成金にマイクロチップ制限がついたり、特定の人や団体の声のみを受け入れて、全体を見ない条例が次々出てきて、なんか世の中がすっごいぎすぎすしてきている気がする。
にもかかわらず、人がペットを飼う理由が「癒されるから」ってのが一番になったり。
なんだかなぁ・・・特定の人間のエゴと矛盾で多数の人間を縛り付けて、それでしばりつけられた人はペットに「癒し」を求めるってことか?
なんか、根本的に間違っている気がするんだけど・・・。
これ以上変な法律が出来ないことを祈るだけしか出来ないのかなぁ。(−−;;
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