う〜〜〜ん。(^^;;
2009.05.02 Saturday | DAYS > TV/MOVIE
5月から始まる裁判員制度を元に、ケーブルの複数のチャンネルで「裁判員制度開始スペシャル」と題して、海外の裁判ネタのドラマや映画の特集をするというCMが、ここ数日たくさん流れています。
・・・が。
アメリカの陪審員制度と日本の裁判員制度は制度自体異なるから、あまり意味ないような気がするんですけどね・・・。(^^;;
・・・が。
アメリカの陪審員制度と日本の裁判員制度は制度自体異なるから、あまり意味ないような気がするんですけどね・・・。(^^;;
アメリカの陪審員は、陪審員のみで評決を行いますが、日本の裁判員は裁判員6名+裁判官3名で評決を下します。(裁判の内容によっては、裁判員4名+裁判官1名の場合もあるそうです)
また、アメリカは司法取引制度があるので、陪審員は有罪か無罪かを決めるだけですが、日本の裁判員は有罪・無罪だけでなく、量刑まで裁判員が決めます。
(ちなみに、アメリカでは評決は、複数の罪状に対してそれぞれ決めるんですよね。
例えば、第一級殺人は無罪だけど、第一級故殺は有罪、とか。
第一級殺人は無罪だけど、第二級殺人では有罪、とか。
それぞれの罪状で、科せられる量刑が異なるので、司法取引の材料になるわけですが、日本の場合って、複数の罪状で起訴ってないはず)
ただし。
日本の場合、評決を多数決で決める場合は、最低裁判官一人の賛成がないといけません。
つまり、裁判員が全員一致で有罪を選択し、満額量刑を希望したとしても、裁判官が一人もそれも同意しなかった場合は、
最悪、無罪になります。※注意1
だったら、最初からテメーらで全部決めろよ、裁判官。
と思うのは私だけ?(−−;;
ちなみに、多数決で無罪が多かった場合は、その中に裁判官が含まれていなくても無罪です。
(つまり、裁判官三人が「有罪」に入れても、裁判員全員が「無罪」に入れれば、被告は「無罪」)
これって納得できます?!
人の時間さんざっぱら使っておいて、考えさせて、意見なり何なり出させておいて、「庶民感情で有罪!」とか決まっても、裁判官が「それはちょっとね〜」って言ったら、一切無駄になるんですよ?!
しかも、裁判員制度が適用されるのは、刑事事件のみ。
知る必要のない残虐な事件の内容を知ってストレスにさらされて、納得できない評決を押し付けられる可能性があるわけでしょ?
考えただけで、腹が立つ。
誰がやるか、裁判員。
それに、法律をよく知らない人間の集団に、量刑まで決めさせるのは個人的に疑問。
その量刑によって、人の人生を左右することになる事を考えたら、一般市民にそんな負担をかけるべきではないと思う。
有罪か無罪かを決めるのとはわけが違うし。
実際、裁判員制度テストのための模擬裁判では、裁判員グループによって量刑にかなりの差異が出たとか。
裁判員の構成内容によって結果が全然違うなんて、そんなバクチな裁判ってありますか?!
自分が被告人になった時のことを考えたら、空恐ろしいですよ。(−−;;
・・・まぁ、うかつに痴漢とかで捕まる裁判官が多い昨今の事情を考えると、素人と変態のどっちに裁かれるのがマシかっつー話もなきにしもあらずな感はありますけどね。(苦笑)
(ま、裁判官が全員変態ってわけではないから、これは成り立たない話ではあるけれど)
いずれにしても、日本の裁判員制度は個人的に全く納得できない制度です。
注意1
有罪・無罪の評決と、量刑の評決は別箇に取られます。
有罪・無罪の評決で、裁判官が一人も有罪に挙手しなかった場合は、多数決が有罪多数であっても「無罪」となります。
裁判官が一人でも含まれた状態で「有罪」が確定した場合、量刑の多数決で裁判官が一人も含まれない多数決結果がとられた場合は、裁判官と裁判員の各意見の中から、最も被告人に「有益な意見」に「不利益な意見」を加えて調整をしていく・・・つまり、最終的には裁判官が一人でも納得する意見の中から多数決がとられるっつー事になるわけですね。
・・・それなら、量刑決定に裁判員が参加する意味ねーだろ、と。
ま、基本的に「疑わしきは罰せず」の理念で物事が決められるということです。
ただ、この「疑わしきは罰せず」の理念は、法律を仕事とする人には納得できても、一般人に納得できる理念かは、別物だと思うわけです。
※※上記内容に間違いがありましたら、ご指摘ください。(笑)
<<Close
また、アメリカは司法取引制度があるので、陪審員は有罪か無罪かを決めるだけですが、日本の裁判員は有罪・無罪だけでなく、量刑まで裁判員が決めます。
(ちなみに、アメリカでは評決は、複数の罪状に対してそれぞれ決めるんですよね。
例えば、第一級殺人は無罪だけど、第一級故殺は有罪、とか。
第一級殺人は無罪だけど、第二級殺人では有罪、とか。
それぞれの罪状で、科せられる量刑が異なるので、司法取引の材料になるわけですが、日本の場合って、複数の罪状で起訴ってないはず)
ただし。
日本の場合、評決を多数決で決める場合は、最低裁判官一人の賛成がないといけません。
つまり、裁判員が全員一致で有罪を選択し、満額量刑を希望したとしても、裁判官が一人もそれも同意しなかった場合は、
最悪、無罪になります。※注意1
だったら、最初からテメーらで全部決めろよ、裁判官。
と思うのは私だけ?(−−;;
ちなみに、多数決で無罪が多かった場合は、その中に裁判官が含まれていなくても無罪です。
(つまり、裁判官三人が「有罪」に入れても、裁判員全員が「無罪」に入れれば、被告は「無罪」)
これって納得できます?!
人の時間さんざっぱら使っておいて、考えさせて、意見なり何なり出させておいて、「庶民感情で有罪!」とか決まっても、裁判官が「それはちょっとね〜」って言ったら、一切無駄になるんですよ?!
しかも、裁判員制度が適用されるのは、刑事事件のみ。
知る必要のない残虐な事件の内容を知ってストレスにさらされて、納得できない評決を押し付けられる可能性があるわけでしょ?
考えただけで、腹が立つ。
誰がやるか、裁判員。
それに、法律をよく知らない人間の集団に、量刑まで決めさせるのは個人的に疑問。
その量刑によって、人の人生を左右することになる事を考えたら、一般市民にそんな負担をかけるべきではないと思う。
有罪か無罪かを決めるのとはわけが違うし。
実際、裁判員制度テストのための模擬裁判では、裁判員グループによって量刑にかなりの差異が出たとか。
裁判員の構成内容によって結果が全然違うなんて、そんなバクチな裁判ってありますか?!
自分が被告人になった時のことを考えたら、空恐ろしいですよ。(−−;;
・・・まぁ、うかつに痴漢とかで捕まる裁判官が多い昨今の事情を考えると、素人と変態のどっちに裁かれるのがマシかっつー話もなきにしもあらずな感はありますけどね。(苦笑)
(ま、裁判官が全員変態ってわけではないから、これは成り立たない話ではあるけれど)
いずれにしても、日本の裁判員制度は個人的に全く納得できない制度です。
注意1
有罪・無罪の評決と、量刑の評決は別箇に取られます。
有罪・無罪の評決で、裁判官が一人も有罪に挙手しなかった場合は、多数決が有罪多数であっても「無罪」となります。
裁判官が一人でも含まれた状態で「有罪」が確定した場合、量刑の多数決で裁判官が一人も含まれない多数決結果がとられた場合は、裁判官と裁判員の各意見の中から、最も被告人に「有益な意見」に「不利益な意見」を加えて調整をしていく・・・つまり、最終的には裁判官が一人でも納得する意見の中から多数決がとられるっつー事になるわけですね。
・・・それなら、量刑決定に裁判員が参加する意味ねーだろ、と。
ま、基本的に「疑わしきは罰せず」の理念で物事が決められるということです。
ただ、この「疑わしきは罰せず」の理念は、法律を仕事とする人には納得できても、一般人に納得できる理念かは、別物だと思うわけです。
※※上記内容に間違いがありましたら、ご指摘ください。(笑)
<<Close