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読書の秋

2009.09.19 Saturday | BOOKS

一時期は年間100冊を超える本を読んでいたもんですが、最近は月に2冊読むか読まないか。
それでも、大好きな作家さんの新刊が立て続けに出るとうれしい♪
最近、宇江佐真理さんの本が続けて文庫化されてるんですよね〜。
宇江佐真理さん、大好き☆
でも、最近ちょっと小説によって波があるというか、カラーの違いが激しいですけど。(^^;;
まず出たのは「ひょうたん」
ひょうたん
本書五間堀にある古道具屋・鳳来堂。借金をこさえ店を潰しそうになった音松と、将来を誓った手代に捨てられたお鈴の二人が、縁あって所帯をもち、立て直した古道具屋だった。ある日、橋から身を投げようとした男を音松が拾ってきた。親方に盾突いて、男は店を飛び出してきたようなのだが…(表題作)。江戸に息づく人情を巧みな筆致で描く、時代連作集。

連作短編集です。時代ものの中でも、人情ものってやつですね。
宇江佐さんの小説は、人情ものが一番好き。
この小説も読み終わった後にほっこりします☆

そして、次に出たのが「アラミスと呼ばれた女」
アラミスと呼ばれた女
安政三年、肥前長崎。出島で働く父から英語や仏語を習う十歳のお柳。「うち、お父ちゃんのように通詞になりたかとよ」。女人禁制の職に憧れる幼いお柳の運命は、釜次郎、のちの榎本武揚との出会いによって大きく変わっていく。攘夷運動、大政奉還から戊辰戦争へ。激動の時代に消えた一人の「男装」の通詞。

こちらは一転して幕末もの。
フィクションではありますが、歴史上の人物が多数出てきます。
でも私はこの時期の歴史にはとんとうとくて(というか、興味がわかないのよね〜。(^^;;)、あまり楽しめず。

で、お次は「聞き屋与平」
聞き屋与平
夜が更けるとともに、ある商家の通用口に、男がひっそりと座る。「お話、聞きます」。与平は人の話を聞く、聞き屋。姑の愚痴をこぼす嫁、主人への不満を募らせる奉公人。過去に犯した過ちを告白する者…。みな、そこで重荷をそっと下ろして家路につく。聞き料はお客の気持ち次第。温かい家族に囲まれ、商売も順調。儲けのためでも酔狂でもない。与平はなぜ話を聞くのか。心温まる連作時代小説。

に行こうと思ったら!
なんと待ちに待った御宿かわせみの新刊が出たじゃないですか!!\(≧▽≦)丿

御宿かわせみ34 「浮かれ黄蝶」
御宿かわせみ
麻生家に通う途中で見かけた新内流しの娘の視線に、思惑を量りかねる麻太郎。ある日その娘がひったくりに遭い、その荷物を麻太郎が取り返してやるのだが…。麻太郎、花世、源太郎たちが大活躍する表題作をはじめ八篇を収録。次巻より、文明開化の東京へと舞台を移す人気シリーズ、「江戸のかわせみ」の掉尾を飾る一冊。

はぁぁ、源太郎&麻太郎&花世ちゃんたちも、すでに14歳ですよ!
東吾さんとおるいさんも四十路を超えてしまって・・・初めて読んだ時は二十代だったのに・・・。
そして私は18だったのよね・・・つっても、連載が始まったのは私が生まれた年なんだけど。
20年近くも読みつづけてきたもんで、すでに親戚のおばちゃん状態で読んでます。(笑)
しかし、平和で幸せな時代もこの巻で終わり。
次からは「新・御宿かわせみ」となり、時代も江戸から明治へ。
大好きな主要キャラの幾人かに、時代の変遷の中で不幸があり、ストーリーのメインは子供達へ移るそうです。
(「新・御宿かわせみ」の単行本が出た時、本屋で帯を立ち読みしてあまりの出来事にマジで泣きだしそうになって、早々に本屋を退散した私。(^^;;)
次が楽しみなような、読みたくないような・・・。

時代もの、大好きです〜♪
これらの小説はホント、お勧めですよ〜。(*^^*)
時代もの初心者の方には、「ひょうたん」がいいかな。

本もいいけど、マンガもね〜って事で、ようやく出たよ!この新刊!!
「たまちゃんハウス」
たまちゃんハウス
いや〜、面白いでっせ〜♪
落語のお話です。私、上方落語大好きですけど、あまり真剣に見たことってなくて。
この漫画を読むと、きちんと落語を勉強したくなります。

そして!こちらも出ましたよ!!
「ぬくぬく まどろみ編」
ぬくぬく
山田さん、絶好調。(笑)
いろんな意味で「ぬくぬく」な漫画ですよね、これ。(笑)

でもって、この漫画、実写化されてたって知ってました?
ぬくぬく実写化!
山田さん役が温水洋一さんって、



ありえへんやろ!!(爆笑)



いや、おかしいって意味じゃなくて、あまりにハマリ役過ぎて、あんなドンピシャな人がいたなんてありえない〜!!(笑)
ぬくぬくの実写化なんて考えたこともなかったんだけど、確かに実写化するなら温水さん以上の適役はおらんわなぁ。(^^;;
この漫画の巻末には、作者の人によるぬくぬくの撮影秘話も載ってますよ。
猫好きの猫好きによる、猫好きのためのドラマだそうです♪

漫画原作の実写化ドラマはもう、飽き飽きしてて見る気もしないけど、これだけは別だなぁ。
見てみて〜。(笑)

後は10月に始まる相棒の新シーズンが楽しみだ!!


・・・そういえば。
10月にミステリチャンネルで名探偵ポアロの新作をやるとのCMが。
ヘイスティングスの声は誰がするんだろう?と調べてみたら、富山敬さんの後任は、安原義人さんだったんですねぇ。
クレイジーモンキーがフェイスマンに変わったのか。(笑)
ま、確かに似てるけどねぇ、あのお二人の声は。
それにしてもつくづく、56歳は若すぎる死でしたよ・・・。(´Д⊂グスン
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zupi | 2009/09/21 09:30 AM
「たまちゃんハウス」5巻出たんですね!
本屋へ行かなくちゃ!!
逢坂さんの作品、「永遠の野原」以来愛読してます。。。。。

落語って同じ作品でも噺家さんによって風景が変わるから聞き比べしたくなりますよね。
NHKの「ちりとてちん」と「たまちゃんハウス」の影響で落語の番組を好んで見る様になりました。^^v
HIROYO | 2009/09/21 08:56 PM
zupiさん>
でましたよ〜!面白かったですよ!!(^-^)
逢坂さんは真剣に読んだのってこれが初めてかも・・・ベルエポックはとびとびで読んでたんですけど。(^^;;
今回の話に出てくる白春にーさんの彼女って、ひょっとして火消し屋小町とつながってたりするのかな?(あれもちょびっと読んだだけなんですよね〜。(^^;;)

落語は噺家さんによって結末まで変わっちゃうこともあるみたいですしね。
上方と東京(ってか江戸?)でも違うし。
関西は小屋が少ないから、なかなか生で聞く機会もなくて、残念・・・。
機会があったら行きたいんだけどな〜。
Yuko | 2009/09/22 07:54 PM
>クレイジーモンキーがフェイスマンに変わったのか。
飛行機だけはカンベンなっ!(あ、こりゃ〜コングか)
ってマニアックな記述にくいつくワタクシ。
でんでんポアロの話ぢゃ〜ないよね(笑)
HIROYO | 2009/09/22 10:42 PM
Yukoさん>
んまっ。そこに食いついてくるなんて、マニアック!
でも、結構うれしい。(笑)

この間、久しぶりに完全版を見たんですよ。面白かった☆
やっぱハンニバルといえば、レクター博士じゃなくて大佐だよね〜。(笑)

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