「考える」事が大事
2009.12.01 Tuesday | BOOKS
獣医ドリトルの7巻が出ていました。
今回は、モンスター飼い主の話もありました。
モンスター飼い主の親はモンペだったとかね〜。(笑)
でも、このお話に出てくる人達って、どれだけ問題を抱えててもみんな最後には反省して「いい人」になっちゃうのよね。
現実はそんなもんじゃないだろーと思いながらも、だからこそ気楽に読めるってのもありますが。(^^;;
「獣医はビジネス」が口癖の凄腕獣医、ドリトルのもとには、今日もいろんな問題を抱えた飼い主と動物がやってくる―。
7巻には、犬を育てる猫の話やアマミノクロウサギなど、全9話を収録。
今回は、モンスター飼い主の話もありました。
モンスター飼い主の親はモンペだったとかね〜。(笑)
でも、このお話に出てくる人達って、どれだけ問題を抱えててもみんな最後には反省して「いい人」になっちゃうのよね。
現実はそんなもんじゃないだろーと思いながらも、だからこそ気楽に読めるってのもありますが。(^^;;
今回の最終話に「危ない健康食」という話があります。
ノルウェジャンFCを飼っているグルメ雑誌編集者の女性が、避妊手術を機にペットフードについて調べたところ、メラミン事件の事を知るんですね。
そして「ペットフードなんて、危険よ!」と、手作り食を始めるわけですが、彼女「ノルウェージャンはもともとノルウェーの森で魚を捕って暮らしていた」という情報を元に、DHAが豊富な青魚を生であげるのが一番!と、あげ続けるわけです。
結果、猫は黄色脂肪症になってしまった、と。
ここまで読んで、おかしいな?と思った方います?
「ノルウェーの森で魚を捕って暮らしていた」
これは確かに間違いじゃないです。
でも、少し考えればわかりませんか?
・・・それって、食べてたとしても淡水魚じゃね?(笑)
ノルウェーの森の中に海があるわけじゃなし。
魚がいいなら青魚って発想自体が貧弱。
それに、ドリトル先生が彼女にこたえていうんですね。
「食べていたのは淡水魚だ。もっとも、主食はノネズミや虫だがな」
ちょっと想像すれば、ノルウェーの森に住んでいる猫が、わざわざ危険を犯して水の中に入り、魚を捕って主食にしてたなんて、あり得るわけがない事くらいわかりそうなもの。
ノネズミや野兎、虫をメインに食して、たまに岸に上がった魚を食べていた・・・と考える方が自然。
なのに、「ノルウェーの猫で魚を食べていた」という情報だけから、「魚ならDHA!血液さらさらの青魚ね!」となる・・・これって、思考放棄ですよね?(^^;;
人間には良いものでも、根本的に体の構造の違う猫には害になるものだってあるんです。
さて、このお話。
最後は結局「だからペットフードにしようね」ってオチだったらやだなぁ、と思いつつ読んでいたんですが、そんなオチではなくてホッ。(^^;;
ペットフードだろうと、手作り食だろうと、情報に振り回されるのではなくきちんと自分で考えて、判断することが重要ってお話でした。
「食えば食うほど体にいい食材など存在しないぞ」
ペットフードでも手作り食でも、猫の食事でも人間の食事でも、すべてに共通して言える「真理」だな、と思いました。
興味のある方は作者のホームページでどぞ。
そういえば。
夏に新刊の出た「大奥」。
なんか実写映画化されるんですって?
漫画原作の実写ドラマほどクソなものはないと思っていますが、これはちょっと見てみたい気がするな〜。(笑)
水野・吉宗編って事は、一巻の話か・・・一番ストーリー的にまとめやすいわな。
私は個人的に、最新刊の五代将軍綱吉の話が好きです。
キワモノに思われがちですが(^^;;、各キャラクターが考えられていて、すごく面白いと思います。
よしながさんの漫画は、「きのうなに食べた?」もお勧め☆
ノルウェジャンFCを飼っているグルメ雑誌編集者の女性が、避妊手術を機にペットフードについて調べたところ、メラミン事件の事を知るんですね。
そして「ペットフードなんて、危険よ!」と、手作り食を始めるわけですが、彼女「ノルウェージャンはもともとノルウェーの森で魚を捕って暮らしていた」という情報を元に、DHAが豊富な青魚を生であげるのが一番!と、あげ続けるわけです。
結果、猫は黄色脂肪症になってしまった、と。
ここまで読んで、おかしいな?と思った方います?
「ノルウェーの森で魚を捕って暮らしていた」
これは確かに間違いじゃないです。
でも、少し考えればわかりませんか?
・・・それって、食べてたとしても淡水魚じゃね?(笑)
ノルウェーの森の中に海があるわけじゃなし。
魚がいいなら青魚って発想自体が貧弱。
それに、ドリトル先生が彼女にこたえていうんですね。
「食べていたのは淡水魚だ。もっとも、主食はノネズミや虫だがな」
ちょっと想像すれば、ノルウェーの森に住んでいる猫が、わざわざ危険を犯して水の中に入り、魚を捕って主食にしてたなんて、あり得るわけがない事くらいわかりそうなもの。
ノネズミや野兎、虫をメインに食して、たまに岸に上がった魚を食べていた・・・と考える方が自然。
なのに、「ノルウェーの猫で魚を食べていた」という情報だけから、「魚ならDHA!血液さらさらの青魚ね!」となる・・・これって、思考放棄ですよね?(^^;;
人間には良いものでも、根本的に体の構造の違う猫には害になるものだってあるんです。
さて、このお話。
最後は結局「だからペットフードにしようね」ってオチだったらやだなぁ、と思いつつ読んでいたんですが、そんなオチではなくてホッ。(^^;;
ペットフードだろうと、手作り食だろうと、情報に振り回されるのではなくきちんと自分で考えて、判断することが重要ってお話でした。
「食えば食うほど体にいい食材など存在しないぞ」
ペットフードでも手作り食でも、猫の食事でも人間の食事でも、すべてに共通して言える「真理」だな、と思いました。
興味のある方は作者のホームページでどぞ。
そういえば。
夏に新刊の出た「大奥」。
なんか実写映画化されるんですって?
漫画原作の実写ドラマほどクソなものはないと思っていますが、これはちょっと見てみたい気がするな〜。(笑)
水野・吉宗編って事は、一巻の話か・・・一番ストーリー的にまとめやすいわな。
私は個人的に、最新刊の五代将軍綱吉の話が好きです。
男子のみがかかる赤面疱瘡が蔓延した江戸。
男の人口はあっという間に減り続け、社会の基盤の全てを女性が回すようになる。
当然、将軍も大名も女性が男性名を名乗り、引き継ぐことに。
そして大奥は、女将軍のための男の園になった―。
キワモノに思われがちですが(^^;;、各キャラクターが考えられていて、すごく面白いと思います。
よしながさんの漫画は、「きのうなに食べた?」もお勧め☆
Comment
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すごく短絡的に考えるのよね。
猫の食事もそうだけど、シャンプーもそう。
まずは健康なコートにするべきなのに、シャンプーで何とかしようとする。根本的に間違ってますな。
今月、第一話が先行放送されるクリミナルマインド4が楽しみなワタクシです。
まぁ、ノル飼いさんに限らず、そういう人はいるよね。(^^;;
そういえば昔、「うちの子はレバーが好きだから、レバーだけあげてる」とかいうトンデモな子もいたし〜。(苦笑)
好き、食べてくれる、ってのは猫にとって確かに重要な事だけど、人間だってマクドナルドばっかり食べてたら「スーパーサイズミー」になるわけだしね。
手作り食がいいとか、ペットフードがいいとかそういう話じゃなくて、「その子にとって何が一番適しているのか」っていう事をきちんと考えるべきだと思いまふ。
クリミナルマインド、面白いよね!
私は今、スーパードラマTVでシーズン1を見ているところ〜。
しかしあのドラマ、これからどこどこキャラクタ入れ替わっていくんでしょ?
それがちと心配・・・。(^^;;
これにはびっくりしたね。いつか復帰するのだろうか。
ドリトル、ざっと見たら面白そうだったので、amazonで7巻全部注文しました(笑)
そのうち4冊は中古品(^^; 一度読んだらあとは読まなそうなので、新品でなくてもいいかって。
ギデオン復帰はないんじゃない?
なんか、演じてる俳優が「やってらんねー」って理由で辞めたっていうし。(爆)
同時期に降板したエル役の女性は「西海岸はいや。東海岸がいいの」って理由で降板したらしいし。(あのドラマの撮影が西海岸なので、長期滞在になるのがいやだったらしい・・・)
どうなってんだかね、あのドラマの出演陣。(^^;;
ま、でも私はガルシアとモーガンとDr.リードが贔屓なので、気にしない〜。(笑)
この三人は吹き替えが秀逸だと思う!!
私の中で、海外ドラマ吹き替え、ぶっちぎりでベストです。
ドリトル、言ってくれれば送りましたのに〜。(笑)
短編なので、多少話が簡単すぎるきらいもあるけど、片側によった話になっていないのはすごいな〜と思います。
私はこの漫画で、猫にもα化があることを知りました。(^^;;
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