日々、鍛錬!
2008.01.30 Wednesday | CAT'S DIARY > 志よう
し「うち、がんばってんねん」
その生い立ちのせいからか、怖いものが一杯のしーちゃん。
病院怖い、虫さん怖い、お外怖い、お客さん怖い、で、安心してゴロン出来るのはおうちの中だけ。
でもそんなしーちゃん、おうちの中にも怖い場所がありました。
それはお風呂場&洗面所。
もともと、新しい場所にはなかなか慣れなかったしーちゃん。
元いたお外に関係するようなところは、特にダメでした。
例えばベランダ。
今でこそ、にーさん達と一緒に好きにベランダに出て日向ぼっことか出来ますが、自力でいけるようになるまではエライ時間がかかりました。
最初は抱っこしてベランダに腰掛けただけで、飛んで逃げてたし。
そして、3年たってもまだダメなのがお風呂場。
最初はシャンプーで怖い思いをしたからダメなんだと思ってたんだけど、どうも最近、水そのものがダメなんじゃないかと思うようになりました。
というのも、ボランティアさんがしーちゃんを我が家に連れてきてくれた時、「捕獲された現地の住宅街で、水などをかけられて虐待されていた」というような事を言っていたのを、ふと思い出したから。
ひょっとして「お外がダメ」とか「水がダメ」とか、しーちゃんの「怖い」は全部子猫の頃の虐待が原因ではなかろうか・・・と。
そう思い始めた矢先、先日全員で血液検査に行ったわけですが、その際のしーちゃんのパニック振りはすごかった。
泣き叫び、私にしがみついて全く離れず、涙を流して、ぶるぶる震える・・・そのパニック振りは全くお風呂場に入れた時のものとそっくり一緒。
びっくりしました。
ちょっとはマシになってるだろうと思っていたから。
今後、血液検査は定期的にしなくちゃいけないのに、そのたびにこんな大パニックを起こしていたら、しーちゃんの体が持たない。
それならば、ひとまず「場」になれる事で多少パニックを軽減させる事はできるんじゃなかろうか?と思って、昔一時期やっていたお風呂場訓練を再開してみることにしました。
まず、しーちゃんを抱っこして逃げられないようにしっかり抱え、洗面所へ。
この時点でしーちゃん、急にお口をくっちゃくっちゃさせ始めて、そわそわと不安気になり、小さい声で「にゃ〜〜ん・・・」と泣き始める。
で、お風呂場に入るととたんにじたばた逃げようとし、逃げられないと分かると私の首ねっこにがっしりしがみついて、
「あおっ!あおおおおおおんっ!!」
と、吼え出します。(^^;;
少しして落ち着いたら、お風呂場のドアを閉める。
この時点でもう、しーちゃん大パニックです。
泣き叫び、涙を流し、しがみついて頭を私の顎にぐりぐり押し付けて、ぶるぶる震えて。
そんなしーちゃんをぎゅーっと抱きしめながら、背中をぽんぽんして、「大丈夫、だいじょ〜ぶ」と呪文のように言い続けて約五分、お風呂場で二人で過ごす、という訓練です。
時間が来てお風呂場から出ると、すぐに開放するのではなく、そのまま抱っこして部屋へ行き、「賢かったね!我慢できたね!えらいねぇ!!」と褒めまくった後、バッチフラワーレメディのスターオブベツレヘムをお手手の肉球に付けてもみこみ、さらに頭の天辺に垂らしてもみこんで終了。
最初の2日ほどは、お風呂場に入ったとたんに意識が飛んじゃったような状態で、レメディをあげ終わった後は一目散に自分のケージへすっ飛んで行って「怖かった・・・怖かった・・・怖かった・・・」と、壁に頭を付けて小さくなっていましたが、3日目あたりから意識を保てるようになり(笑)、終了後もケージに篭らなくなりました。
そこで、その頃から体を離す訓練を開始。
まず、両脇に手を入れて、密着していた体を離すことから初めて、その後、離した後床にしーちゃんを置く訓練。
(床に置いて手を離したとたん、膝に飛び乗ってしがみついてくるけど。(^^;;)
その状態で10日間終了。
結局、泣き叫ばなくはならなかったけど、ぷっつんすることはなくなったので(笑)、ひとまずインターバル。
二週間の訓練お休み期間を設けました。
そしたら、そのお休み期間中になんと!
しーちゃん、自分からお風呂場に入ってこれるようになったんです!!(@@)
私が湯船に使っている時に、へっぴり腰ではあったものの、お風呂場のドアを越えて中まで・・・。
すぐに部屋に戻っちゃいましたけどね。
それでも、大きな進歩です〜。(人´▽`)
で、お休みが終わって今週からまた訓練再開。
ひょっとして休みを取ったせいで後退してるかしら〜?と思ったんだけど、なんとしーちゃん。
お風呂場のドアを閉じてもすぐには泣き叫ばなくなりました。(@@)
全く叫ばないわけじゃないんですけどね。
それでも、訓練時間中ず〜〜〜〜〜〜っと鳴いていた開始当初と比べたら、雲泥の差。
鳴いても1〜2回だもん。
相変わらずしがみついて離れないけど、私にくっついている分には安心できるようになったのか、お風呂場の中を首を回してぐる〜っと見回す余裕も出てきました♪
そこで今週は、体を離す訓練と床での滞在時間を延ばす訓練を重点的に行うことに。
と同時に、横でお水を流す訓練も始めました。
といっても、別に水をかけるわけじゃなくって、お風呂の中にちょろちょろと蛇口から水をだす、つまり「水音を聞かせる」わけです。
案の定しーちゃん、お水が一番怖いらしい。(;´Д`)ノ
それまでなんとか普通に保たれていた意識が、蛇口をひねってお水の流れる音が聞こえてきたとたんにぷっつんして、泣き叫び始めます。
それでも、数日やると水音がしても意識を保てるようになってはきました。
まだ、水を出した状態で体を離したり、鳴かなくなることはないですけどね。
それでも最初に比べれば大きな進歩です。
正直言うとね、いくら訓練とはいえ、本当はこんなことやりたくないんですよね。
しーちゃん、訓練中は心臓どんどんすっごい早鐘打ってるし、本気で涙流して泣いてるし。
両手両足じたばたして私に必死でしがみつこうとする姿を見ると、正直ツライ。
やらないで済むならやりたくない。
でも、今のしーちゃんのままでは、とてもじゃないけど、今後何かあった時に、病院に置いてくるなんて不可能なんですよ。(;´Д`)ノ
(入院なんてさせようもんならきっと、延々泣き叫び続けて、ノドをつぶすんじゃなかろうか・・・。
il||li _| ̄|● il||li )
今は健康だけど、年を取ってから病院のお世話になることがないとは言えない。怪我だってするかもしれない。
もちろん、お世話にならないで済むならそれが一番いいんだけど、それは誰にもわからない。
そういう状態になった時、パニックでぷっつんしてさらに最悪な事故を引き起こしたり、強度のストレスで、心臓が止まることだってあるかもしれない。
ストレス度を引き下げて環境に慣らしておけば、そういう事故や突発自体は防げるのではないかなぁ、と思うんですよね。
100の状態で100テンパってしまうのが普通の状態だとしたら、今のしーちゃんは100の状態で150テンパっちゃう状態。
一方、ルジさんやレーナさんは、100の状態でも80しかテンパらない状態と言えます。
50のプラスと20のマイナス。
これは、病気や怪我などで弱ってる状態の時、命を左右する大きな要因だと思うんです。
だから、せめてしーちゃんのテンパり具合を出来る限り100に近づけたい・・・そう思うんですけどねぇ。
果たしてこのやり方が正しいのかどうか、わかりませんが。(^^;;
それでも、少しずつ慣れて来てはいるので、もう少ししーちゃんと一緒にがんばってみようと思います。
目指せ!ちょいパニック猫!!(笑)
元いたお外に関係するようなところは、特にダメでした。
例えばベランダ。
今でこそ、にーさん達と一緒に好きにベランダに出て日向ぼっことか出来ますが、自力でいけるようになるまではエライ時間がかかりました。
最初は抱っこしてベランダに腰掛けただけで、飛んで逃げてたし。
そして、3年たってもまだダメなのがお風呂場。
最初はシャンプーで怖い思いをしたからダメなんだと思ってたんだけど、どうも最近、水そのものがダメなんじゃないかと思うようになりました。
というのも、ボランティアさんがしーちゃんを我が家に連れてきてくれた時、「捕獲された現地の住宅街で、水などをかけられて虐待されていた」というような事を言っていたのを、ふと思い出したから。
ひょっとして「お外がダメ」とか「水がダメ」とか、しーちゃんの「怖い」は全部子猫の頃の虐待が原因ではなかろうか・・・と。
そう思い始めた矢先、先日全員で血液検査に行ったわけですが、その際のしーちゃんのパニック振りはすごかった。
泣き叫び、私にしがみついて全く離れず、涙を流して、ぶるぶる震える・・・そのパニック振りは全くお風呂場に入れた時のものとそっくり一緒。
びっくりしました。
ちょっとはマシになってるだろうと思っていたから。
今後、血液検査は定期的にしなくちゃいけないのに、そのたびにこんな大パニックを起こしていたら、しーちゃんの体が持たない。
それならば、ひとまず「場」になれる事で多少パニックを軽減させる事はできるんじゃなかろうか?と思って、昔一時期やっていたお風呂場訓練を再開してみることにしました。
まず、しーちゃんを抱っこして逃げられないようにしっかり抱え、洗面所へ。
この時点でしーちゃん、急にお口をくっちゃくっちゃさせ始めて、そわそわと不安気になり、小さい声で「にゃ〜〜ん・・・」と泣き始める。
で、お風呂場に入るととたんにじたばた逃げようとし、逃げられないと分かると私の首ねっこにがっしりしがみついて、
「あおっ!あおおおおおおんっ!!」
と、吼え出します。(^^;;
少しして落ち着いたら、お風呂場のドアを閉める。
この時点でもう、しーちゃん大パニックです。
泣き叫び、涙を流し、しがみついて頭を私の顎にぐりぐり押し付けて、ぶるぶる震えて。
そんなしーちゃんをぎゅーっと抱きしめながら、背中をぽんぽんして、「大丈夫、だいじょ〜ぶ」と呪文のように言い続けて約五分、お風呂場で二人で過ごす、という訓練です。
時間が来てお風呂場から出ると、すぐに開放するのではなく、そのまま抱っこして部屋へ行き、「賢かったね!我慢できたね!えらいねぇ!!」と褒めまくった後、バッチフラワーレメディのスターオブベツレヘムをお手手の肉球に付けてもみこみ、さらに頭の天辺に垂らしてもみこんで終了。
最初の2日ほどは、お風呂場に入ったとたんに意識が飛んじゃったような状態で、レメディをあげ終わった後は一目散に自分のケージへすっ飛んで行って「怖かった・・・怖かった・・・怖かった・・・」と、壁に頭を付けて小さくなっていましたが、3日目あたりから意識を保てるようになり(笑)、終了後もケージに篭らなくなりました。
そこで、その頃から体を離す訓練を開始。
まず、両脇に手を入れて、密着していた体を離すことから初めて、その後、離した後床にしーちゃんを置く訓練。
(床に置いて手を離したとたん、膝に飛び乗ってしがみついてくるけど。(^^;;)
その状態で10日間終了。
結局、泣き叫ばなくはならなかったけど、ぷっつんすることはなくなったので(笑)、ひとまずインターバル。
二週間の訓練お休み期間を設けました。
そしたら、そのお休み期間中になんと!
しーちゃん、自分からお風呂場に入ってこれるようになったんです!!(@@)
私が湯船に使っている時に、へっぴり腰ではあったものの、お風呂場のドアを越えて中まで・・・。
すぐに部屋に戻っちゃいましたけどね。
それでも、大きな進歩です〜。(人´▽`)
で、お休みが終わって今週からまた訓練再開。
ひょっとして休みを取ったせいで後退してるかしら〜?と思ったんだけど、なんとしーちゃん。
お風呂場のドアを閉じてもすぐには泣き叫ばなくなりました。(@@)
全く叫ばないわけじゃないんですけどね。
それでも、訓練時間中ず〜〜〜〜〜〜っと鳴いていた開始当初と比べたら、雲泥の差。
鳴いても1〜2回だもん。
相変わらずしがみついて離れないけど、私にくっついている分には安心できるようになったのか、お風呂場の中を首を回してぐる〜っと見回す余裕も出てきました♪
そこで今週は、体を離す訓練と床での滞在時間を延ばす訓練を重点的に行うことに。
と同時に、横でお水を流す訓練も始めました。
といっても、別に水をかけるわけじゃなくって、お風呂の中にちょろちょろと蛇口から水をだす、つまり「水音を聞かせる」わけです。
案の定しーちゃん、お水が一番怖いらしい。(;´Д`)ノ
それまでなんとか普通に保たれていた意識が、蛇口をひねってお水の流れる音が聞こえてきたとたんにぷっつんして、泣き叫び始めます。
それでも、数日やると水音がしても意識を保てるようになってはきました。
まだ、水を出した状態で体を離したり、鳴かなくなることはないですけどね。
それでも最初に比べれば大きな進歩です。
正直言うとね、いくら訓練とはいえ、本当はこんなことやりたくないんですよね。
しーちゃん、訓練中は心臓どんどんすっごい早鐘打ってるし、本気で涙流して泣いてるし。
両手両足じたばたして私に必死でしがみつこうとする姿を見ると、正直ツライ。
やらないで済むならやりたくない。
でも、今のしーちゃんのままでは、とてもじゃないけど、今後何かあった時に、病院に置いてくるなんて不可能なんですよ。(;´Д`)ノ
(入院なんてさせようもんならきっと、延々泣き叫び続けて、ノドをつぶすんじゃなかろうか・・・。
il||li _| ̄|● il||li )
今は健康だけど、年を取ってから病院のお世話になることがないとは言えない。怪我だってするかもしれない。
もちろん、お世話にならないで済むならそれが一番いいんだけど、それは誰にもわからない。
そういう状態になった時、パニックでぷっつんしてさらに最悪な事故を引き起こしたり、強度のストレスで、心臓が止まることだってあるかもしれない。
ストレス度を引き下げて環境に慣らしておけば、そういう事故や突発自体は防げるのではないかなぁ、と思うんですよね。
100の状態で100テンパってしまうのが普通の状態だとしたら、今のしーちゃんは100の状態で150テンパっちゃう状態。
一方、ルジさんやレーナさんは、100の状態でも80しかテンパらない状態と言えます。
50のプラスと20のマイナス。
これは、病気や怪我などで弱ってる状態の時、命を左右する大きな要因だと思うんです。
だから、せめてしーちゃんのテンパり具合を出来る限り100に近づけたい・・・そう思うんですけどねぇ。
果たしてこのやり方が正しいのかどうか、わかりませんが。(^^;;
それでも、少しずつ慣れて来てはいるので、もう少ししーちゃんと一緒にがんばってみようと思います。
目指せ!ちょいパニック猫!!(笑)
Comment
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あぴの場合は場所やモノではなく、独りぼっちになる事への恐怖心が強いです。
眠るときは一人でも平気だけど、部屋に必ず誰かがいないと不安になります。
また、食べ物への執着も強いです。
お腹が空きすぎて栄養の吸収がうまくいかず、低血糖で危うく命を落としかけました。
ちゃいとすずめに比べると性格もキツくて猜疑心は強いです。
小さな頃は保護したことを後悔したくなるくらい強く噛まれました。
そんな時、ぎゅっと抱きしめて「あぴ、愛してるよ」と繰り返しました。
今でも噛み癖は残っていますが、甘噛み程までになりました。
あぴの中から孤独への恐怖心がなくなるまでいっぱい「愛してる」ってだきしめてあげます。
確かにそこまでやらなくてもと思う人もいるだろうけど
私は必要だと思うよ。
キャリーやケージに慣らす事を「虐待」と言われた事が
あるけど、入れなきゃならなくなったときのパニックの
方がずっと可哀想。
しーちゃん、少しずつでいいから慣れるといいね。
あぴ君もそうだったねぇ。
動物がそんな事覚えてるわけないだろうと思う人も多いけど、逆に動物だからこそ記憶以上の深い傷として残るのかもしれないなぁと思います。
裏返せば、その恐怖が生きる知恵にもなるわけだしね。
でも、家が見つかった今はそれにおびえたり、攻撃的になったりする必要はないわけだからね。
お互いがんばりましょうね!(^-^)
健康な時、元気な時は、特に必要ないんだよね。
しーちゃんも毛が汚れたり、脂がひどかったりってことはないので、イヤならイヤでシャンプーしなくても全然大丈夫な子だし。
なにもいやいやお風呂場に入れる必要はさらさらないんだけど、病院でも同じ状態になるってことは、いつかお風呂場でのパニック状態で長期期間過ごさなきゃいけなくなる日が来るかもしれないって事か・・・と思ったら、「そらまずいわ」と思ってね。(^^;;
3日間入院すれば治る病気なり怪我なりになった時に、その3日の入院が出来なかった(もしくは耐えられなかった)ために命を落とした、なんて事になったら、意味ないもんねぇ。
しーちゃん、少しずつだけど慣れてきてくれてるみたいです。
今度血液検査で病院に行った時のパニック具合を観察しなきゃです〜。
しーちゃんのにっこり写真が撮りたいです。まぢで。
ほんとにほっぺたぷーなんだもん_| ̄|●
ふはははは!しーちゃんのにっこり顔は、私のみが見れるお顔なのだ!!(笑)
しーちゃん、普段はニコニコいつも笑ってるんだけどねぇ。
あの写真はすごかったよねぇ。(^^;;
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