2004/01/30

先日の新聞発表で、2002年度のペットに関する苦情件数が、約19万件に上ったとの報告がされたそうです。
まぁ、これらはあくまでも「訴えられた苦情」の件数なので、表面に出ないトラブルはもっとあるんでしょうね。
内容は「糞尿の不始末」「毛が飛ぶ」「泣き声がうるさい」などの他に「勝手に敷地に入ってくる」といったものもあるということは、未だに半外飼いの猫がいるって事でしょうか?

件数的には、衛生に関するもの(糞尿問題など)が約2万2千件、近隣への迷惑行為に当たるもの(泣き声など)も約2万2千件で、合計4万4千件あまり。
問題は、病気の動物を放置したり、散歩をさせないなど消極的な「虐待」行為が、約5万9千件にも上っているという事。
さらに悪いことに、遺棄については、確認されただけで約8件。
「確認されただけ」ですよ?確認されてない数を入れたらどうなるんでしょねぇ。
虐待と遺棄で軽く7万件は超えるでしょう。
なんて動物にやさしくない国、民族なんでしょうねぇ・・・。
苦情総計19万件のうち、約12万件は「しつけ」と「飼育」の問題ですよ。
いかに命を軽く見て、気軽に動物を買う人間が多いか、よくわかるってなもんです。
ちなみに、2002年度に動物愛語法違反で訴えられたのはたったの3件だそうですよ。
まぁ、子供の虐待にすら他人が手を出さない国です。
動物になんか、救いの手を差し伸べるわけありませんわなぁ。
はぁ。

結局、日本の不幸な犬猫を救うには、日本人の動物に対する意識を根本から教育しなおさなくちゃいけないって事でしかないんでしょうね。
2003年度の報告内容はいったいどうなるんでしょう?
そして、これを受けて2005年に改正されるはずの動物愛護法は、一体どうなっちゃうんでしょ?
ちゃんとした知識をもってきちんとしつけをしないと、逆に自分達の首をしめかねないのにね。
犬を飼う人にはしつけ教室に通うことを義務つけて証明書を取得させる、とか、猫はすべて登録制にする、とかなりそうじゃないですか。
そんなぎちぎちの規則の中でしかペットを飼えない国なんて、とてもじゃないけど文明国とは言えないと思うんですけどねぇ。
ただ、「かわいがる」だけじゃ、ダメなのにね。
NEWS | comments (0) | - |

COMMENTS

Calendar
<< November 2024 >>
SunMonTueWedThuFriSat
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
New Entries
Recent Comments
Recent Trackbacks
Categories
Archives
Other