2005/04/05

最近流行の猫カフェ。
どうやら関西地区が一番多いようですね。
はてなダイアリーに載っているところによると、天満の「猫の時間」、森之宮の「猫とあそぼ」、鶴見の「くるみのへや」、十三の「えんむすび」、西天満の「Bar Foggy」と、5店舗も。
東京に猫カフェが4店舗しかない(同じページで紹介されているのがね)事を考えると、広さの比較から言ってかなり密度が濃いという感じ。

中でも、「猫の時間」と「猫とあそぼ」、「えんむずび」には20匹近い猫がいるようです。「猫の時間」は長毛が多く、「猫とあそぼ」は短毛が多いと書いてあるサイトもありました。
自分で猫を飼っているから、わざわざこういうところに足を運んでまで猫を見ようという気は起きないんんだけど、「猫をひざに抱くと血圧が下がる」っちゅーくらいリラックス効果があるってことは、医学的にも証明されているらしいので、いろんな人が気軽に遊びにいけるような場所がもっとたくさんできて、猫の地位向上につながればいいなぁ、と思います。

その反面、昔神戸にあった「猫大好き」という施設を思い出します。
ここは猫カフェじゃなくて、「猫のテーマパーク」とかって銘打ってたと思うんだけど、二十畳くらいの広さだったかなぁ?の、いろんな種類の猫がいる部屋に、入場料を払うと入れるというところでした。
珍しいスフィンクスなんかもいたけど、どの子も殺気立っちゃって、誰一人として触らせてくれない。
施設もすごい汚いし、一回行ってうんざりして帰ってきた事が。
その後つぶれて、そこの猫達はすべて里親さんに引き取られたらしいんだけど(ネットで募集してた)、今はどの子も落ち着いて幸せになってるといいなぁ。

犬と違って猫は、やはり「家につく」って言われるくらいひとつところに落ち着く生き物だと思うし、個体差はあるにせよ大きな音は嫌い、乱暴な扱いは嫌いだと思うんですよね。
キャットショーなんかだと、ちょっと乱暴にケージから出されただけとか、ちょっと強くしっぽを引っ張られただけとかいうことでも、それがトラウマになっちゃう子だっているくらいだし。
こういった猫カフェの猫達が、大勢行き来するお客さんに圧倒されたり、子供や大きな音のストレスに負けない性格の子ならいいんだけど、といらぬ心配をしてしまいます。

ココの兄弟猫のオーナーさんのところのお子さんは、生まれた時から「にゃんこ
には優しく!」って言われていたので、一才になった今「優しくね」って言われると、そ〜っとなでなでするんですって。(^^)
「猫大好き」には、親が買い物の間子供をここに置いてったりなんてこともあったみたいで、子供騒ぎたい放題ってな場面もあったけど、それって親としてすごい大事なコミュニケーションをお金払って無駄にしてるって事だよねぇ。
自分とは違う形の生き物にも、「痛い」とか「うれしい」って感情があるんだってこと、子供の頃にそれを教えられた子はきっと優しい子になると思うんだけど。
それを親が、「おもちゃを与えてれば、買い物中飽きずに持つだろう」くらいの感覚で猫の部屋に置き去りにしちゃったら、そりゃ走り回るブリキのおもちゃも猫も、子供にとってはなんら変わりないわけで。

先日、模擬刀で「がまの油売り」の口上を生徒に見せた小学校の校長先生が、「刀を振り回すとは何事」と処分を受けたとか言うニュースがあったけど、それもあほらしい話。
逆に、「こういう伝統文化があります。そして、刃物はこれだけ危ないので気をつけるように」と言う教育をすればいいだけの話だと思うのだけど。
猫をおもちゃのように扱い、刃物は危ないからと言って全て取り上げる。
なんかズレてるような気がする。
そうやって育てられた子供って、どんな人間になっちゃうんだかなぁ。
もちろん、そんな親ばかりではないことも知ってるけどね。

猫カフェは、猫にとってゆったりした時間が流れているお店だといいな。
CAT'S DIARY | comments (0) | - |

COMMENTS

Calendar
<< November 2024 >>
SunMonTueWedThuFriSat
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
New Entries
Recent Comments
Recent Trackbacks
Categories
Archives
Other