2007/01/17
2007.01.19 Friday
あの日、神戸にいた人間にとっては特別な日。
そして、身近な人を亡くした人にとっては、忘れられない日でしょう。
某blogで、神戸の俳人、渡辺夏紀さんの「地震百句」という句集が紹介されていました。
震災から100日目に作った、自分でコピーしたものをホチキスで閉じた簡単な手製のミニ句集だそうです。
タイトル通り百句あるのですが、どれもこれもあの時の記憶を鮮明に呼び覚ます句ばかり。
その中から、一部をご紹介。
そして、身近な人を亡くした人にとっては、忘れられない日でしょう。
某blogで、神戸の俳人、渡辺夏紀さんの「地震百句」という句集が紹介されていました。
震災から100日目に作った、自分でコピーしたものをホチキスで閉じた簡単な手製のミニ句集だそうです。
タイトル通り百句あるのですが、どれもこれもあの時の記憶を鮮明に呼び覚ます句ばかり。
その中から、一部をご紹介。
「大寒や出ない蛇口の頭を叩く」
・・・何度やったかなぁ、これ。
水って命に関わるものだから、水道代って滞納しても他のライフラインと違ってすぐには止められないんですよね。
だから、蛇口から水が出て当たり前ってのはもう無意識レベルの認識なんだって事を、あの時痛感したなぁ。
何度、蛇口を開いては、出でこない水に現実を再認識したことか。
逆に、数ヶ月経って蛇口から再び水が出た時は、それがなんなのか一瞬わからずにぼうっとしちゃったっけな。
そして「父さん、水が出た!」と叫んで泣いたんだ。
「十日振りのお風呂ですと髪の湯気」
私が大学の友達から銭湯情報を聞いてお風呂に入りに行ったのは、確か震災一週間後でした。
そしてその後、父と隣の市まで銭湯通いをしていた時、お風呂は一ヶ月ぶりなんですという人とあったっけ。
その人はお風呂からあがったとたんに昏倒して、救急車で運ばれて行きました。
どれだけ張り詰めていたんだか・・・。
あの人は、その後元気になったかなぁ?
今でも銭湯を見ると、時々思い出します。
「未だこわいので「冬服のまま寝ています」」
うちは家は壊れなかったので避難所生活もしなかったんだけど、それでも冬服のまま寝ていたっけ。
パジャマで寝るようになったのはいつだったかなぁ。
「解体の空地をよぎる孕猫(はらみねこ)」
それでも命は続いて行く。
会社から東遊園地の鎮魂の火が見えました。
ルミナリエから始まって、この鎮魂の火で一区切りつくような気がします。
もう十二年と思うか、まだ十二年と思うかは人それぞれだろうけど。
亡くなられた方のご冥福をお祈りします。
・・・何度やったかなぁ、これ。
水って命に関わるものだから、水道代って滞納しても他のライフラインと違ってすぐには止められないんですよね。
だから、蛇口から水が出て当たり前ってのはもう無意識レベルの認識なんだって事を、あの時痛感したなぁ。
何度、蛇口を開いては、出でこない水に現実を再認識したことか。
逆に、数ヶ月経って蛇口から再び水が出た時は、それがなんなのか一瞬わからずにぼうっとしちゃったっけな。
そして「父さん、水が出た!」と叫んで泣いたんだ。
「十日振りのお風呂ですと髪の湯気」
私が大学の友達から銭湯情報を聞いてお風呂に入りに行ったのは、確か震災一週間後でした。
そしてその後、父と隣の市まで銭湯通いをしていた時、お風呂は一ヶ月ぶりなんですという人とあったっけ。
その人はお風呂からあがったとたんに昏倒して、救急車で運ばれて行きました。
どれだけ張り詰めていたんだか・・・。
あの人は、その後元気になったかなぁ?
今でも銭湯を見ると、時々思い出します。
「未だこわいので「冬服のまま寝ています」」
うちは家は壊れなかったので避難所生活もしなかったんだけど、それでも冬服のまま寝ていたっけ。
パジャマで寝るようになったのはいつだったかなぁ。
「解体の空地をよぎる孕猫(はらみねこ)」
それでも命は続いて行く。
会社から東遊園地の鎮魂の火が見えました。
ルミナリエから始まって、この鎮魂の火で一区切りつくような気がします。
もう十二年と思うか、まだ十二年と思うかは人それぞれだろうけど。
亡くなられた方のご冥福をお祈りします。
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