2003/12/10

栃木県にある動物病院さんがやっているサイトに、「地元新聞に、”動物園のライオンに生きたウサギを与えていることに対しての抗議のつもりなのか、ライオンのオリの中にウサギのぬいぐるみを投げ込んだという事件があった”という記事が載っていた」というお話が。
このライオンさん、ウサギのぬいぐるみ食っちゃったそうな・・・。
ライオンだから大丈夫だったけど、これがイヌや猫だったら腸閉塞を起こして大変な事になっていただろうに、と先生。
このトピックスの中でも書かれてるんだけど、確かに「ウサギの立場から見たら」生きたウサギをライオンに食べさせるってのは、残酷と見えるかもしれないけれど、「ライオンの立場から見たら」それは至極当たり前の事で、残酷でもなんでもないのよね。
逆に、人間のエゴで知らない土地に連れてこられて、檻の中に閉じ込められた生活をしているライオンにとって、「本能に従って生餌を食らう」って事は、肉体的にも精神的にもとても重要で必要なことだと私は思います。
本当に動物愛護を考えるのなら、「生きたウサギを食らうライオンに」じゃなく、「自然の摂理を無視して野生動物を閉じ込め、見世物にしている動物園」に対して抗議するべきじゃないの?
もしくは、それを許容している人間に対して。

ライオンが生きたウサギを食べるのは、人間や焼肉やステーキやケンタッキーフライドチキンを食らうのとなんら変わりないでしょう。
それとも、生きているものを自らの手で殺して、自ら食らうってのがダメなんだろうか?
だとしたらこのライオンは、飼育員が事前に殺したウサギを与えられていたら、こんな嫌がらせ受けることなかったのかしら?
でもねぇ、野生動物にとって「死肉」と「生餌」は全然意味合いが違うのよね。
生餌じゃないと摂取できない栄養素もあるって言うし。
檻に閉じ込めた上に死肉しか与えないって、それこそ動物虐待なんじゃ?と思うんですけどねぇ。

事、動物愛護団体は、なぜか弱い方の動物(悪い意味じゃなくて、生態系の下の方の動物)を過剰に「愛護」する傾向があるような気がするのは気のせいでしょうか?
全体のバランスを保つように行動することこそが、真の動物愛護だと思うんですけど・・・。
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