キャットフードリコール、その後
2007.04.24 Tuesday
いつまで経っても沈静化するどころか、拡大傾向を見せるアメリカのキャットフードリコール事件ですが、どうも原因は一つではないみたいですねぇ。
その後も随時、この件は「猫のIBD」のままるねこさんが詳しくまとめてくださっていて、とても助かります。m(_ _)m
気になる方はぜひ一度目を通されるといいですよ〜。
21日には、カナダ、南アフリカで、ロイヤルカナンのフードがリコールになりました。
日本への正規輸入品はフランスからの輸入のため対象外ですが、並行輸入品を扱っているお店は多くあると思います。ご注意ください。
とりあえず、現状をまとめてみると。
その後も随時、この件は「猫のIBD」のままるねこさんが詳しくまとめてくださっていて、とても助かります。m(_ _)m
気になる方はぜひ一度目を通されるといいですよ〜。
21日には、カナダ、南アフリカで、ロイヤルカナンのフードがリコールになりました。
日本への正規輸入品はフランスからの輸入のため対象外ですが、並行輸入品を扱っているお店は多くあると思います。ご注意ください。
とりあえず、現状をまとめてみると。
<国内リコール品>
※ナチュラルチョイス コンプリートケア ポーチ
・キトン チキン レバー入り
・アダルト チキン&レバー
・アダルト オーシャンフィッシュ&ツナ入り
・アダルト ターキー
・アダルト サーモン&オーシャンフィッシュ入り
・アダルト インドアチキン
・ライト チキン&レバー
・シニア チキン ターキー入り
※ニュートロ ナチュラルチョイス キャット缶
・アダルト キャット ライト缶 チキン&フィッシュ156g
・アダルト キャット チキン85g
・アダルト キャット ラムと七面鳥85g
・アダルト キャット ビーフ85g
・アダルト キャット 七面鳥アヒル肉入り85g
・アダルト キャット サーモン白身魚入り85g
・アダルト キャット 七面鳥とチキンレバー85g
・アダルト キャット 七面鳥鹿肉入り85g
・アダルト キャット フィッシュ85g
※ナチュラルバランス
・「ウルトラプレミアム ベニソン&ブラウンライス フォーミュラ ドライドッグフード」
・「ウルトラプレミアム ベニソン&グリーンピース フォーミュラ ドライキャットフード」
・「ベニソン&ブラウンライス トリーツ」
・「ウルトラプレミアム ベニソン&ブラウンライス フォーミュラ ドライドッグフード ハンディバック」
・「ウルトラプレミアム ベニソン&グリーンピース フォーミュラ ドライキャットフード ハンディバック」
※TOSHO PLUS LOVEいつものまぐろカツオ+シラス
国産フードで初めてのリコールではないでしょうか?
「通常の濃度を超えるヒスタミンを含んだ原料が混入している恐れがある」
という理由でのリコールです。
<カナダリコール品>
※ROYAL CANIN VETERINARY DIET
・FELINE HYPOALLERGENIC HP
・FELINE SENSITIVITY RD (Rice and Duck)
<アメリカリコール品>
※ニュートロ
・グルメクラシック缶
・ナチュラルチョイスコンプリートケア缶
※ROYAL CANIN VETERINARY DIET
・Feline Hypoallergenic HP23™ Dry Cat Food
(療法食です)
※IAMS CAT
・Select Bites 3 oz Pouches
・Cat Slices and Flakes in Cans
※EUKANUBA CAT
・Morsels in Gravy 3 oz Pouches
・Cat Cuts and Flaked in 3 oz Cans
(アイムスおよびユカヌバの詳細はこちらで確認してください)
※ヒルズ
・Science Diet各種
(詳細はこちら)
・プリスクリプション・ダイエットm/d ドライ
※ナチュラルバランス
・Venison & Green Pea(猫はドライのみ)
<南アフリカリコール品>
※ロイヤルカナン
・ドライフード全種
ロイカナやニュートロは、並行輸入品にはくれぐれもお気をつけください。
お店によっては、並行輸入品である事を明記していないところもありますので。
今回の騒動の一番の原因は、どうやら中国産の小麦グルテンおよび米グルテンの、メラミン汚染のようです。
またこのメラミンが、品物を高品質に偽装するため、意図的に混入されていたのではないか、という話まで・・・。
これって人間向けのみだったらこれほどまでに早く現象が起きなかったかもしれませんね。
注目すべきは国産TOSHOの魚ウェット缶が、高濃度ヒスタミンでリコールがかかっている点です。
このヒスタミンは、TOSHOのサイトによると「魚類の鮮度低下に伴いヒスタミン生成細菌により生成されるアレルギー様食中毒の原因物質の一つ」との事。
症状としては、吐き気・嘔吐・下痢・頭痛・発疹等があるそうです。
どれも「あら〜?換毛期かしら〜?」とか「あら〜?アレルギーかしら〜?」で済まされてしまいそうな症状ですな・・・。
頭痛って、猫は訴えられないし。(苦笑)
そして、「魚の鮮度低下によるもの」という事は、この危険性は魚を使った国内フード全般に言えることではないでしょうか?
国内の魚を使ったフードの大半は、タイ等のアジア地域で作られているという事をお忘れなく。(何が言いたいかは・・・。(^^;;)
今回のリコール騒ぎで「国内産の魚フードなら安全」とか言う話も聞きましたが、必ずしもそうではないって事ですね。
魚缶で使われているのは主に、マグロ、カツオなどの大型魚。
現在日本では、妊婦はマグロの摂取を控えるように通達が出ているんですよ〜。
あまり知られていませんが、これは水銀汚染の影響が考えられるためです。
大きな魚は海の生態系の上でもっとも上位にいます。
という事は、小さな魚から積み重なった毒素もたくさんもっているという事。
水俣病が最初、猫踊り病と言われていた事を思い出してください。
妊婦に摂取を控えるよう通達が出ているのに、なぜ国産のフードにマグロやカツオなどの大型の魚が平気で使われているのか、前々から疑問だったんですよね。
ま、でかい魚はそれだけコストを抑えられるわけだから、安全性よりコストって事ですよ。
今回のメラミン汚染のフードとなんら大きな意味合い的には変わりません。
→ [参考]厚生労働省 妊婦への魚介類の摂食と水銀に関する注意事項(案)
ちなみに、カナダ厚生省(Health Canada)のガイドラインでは、「メカジキ、鮫、生・冷凍マグロについて、その消費は一週間に1食に制限すべき」「幼児・妊娠可能年齢の女性については、メカジキ、鮫、生鮮・冷凍マグロの奨励される限度は月1食」だそうな。
人間でこれだったら、猫はどうかは推して知るべし。
鉛や重金属の排出を促してくれるミネラルは、亜鉛やマグネシウムですが、猫のフードではこの二つは制限されてますよね。
そして、水銀は体に蓄積されるものです。
国産魚フードのリコールなんて、そんなびっくりするものでもないかもね〜。
※ナチュラルチョイス コンプリートケア ポーチ
・キトン チキン レバー入り
・アダルト チキン&レバー
・アダルト オーシャンフィッシュ&ツナ入り
・アダルト ターキー
・アダルト サーモン&オーシャンフィッシュ入り
・アダルト インドアチキン
・ライト チキン&レバー
・シニア チキン ターキー入り
※ニュートロ ナチュラルチョイス キャット缶
・アダルト キャット ライト缶 チキン&フィッシュ156g
・アダルト キャット チキン85g
・アダルト キャット ラムと七面鳥85g
・アダルト キャット ビーフ85g
・アダルト キャット 七面鳥アヒル肉入り85g
・アダルト キャット サーモン白身魚入り85g
・アダルト キャット 七面鳥とチキンレバー85g
・アダルト キャット 七面鳥鹿肉入り85g
・アダルト キャット フィッシュ85g
※ナチュラルバランス
・「ウルトラプレミアム ベニソン&ブラウンライス フォーミュラ ドライドッグフード」
・「ウルトラプレミアム ベニソン&グリーンピース フォーミュラ ドライキャットフード」
・「ベニソン&ブラウンライス トリーツ」
・「ウルトラプレミアム ベニソン&ブラウンライス フォーミュラ ドライドッグフード ハンディバック」
・「ウルトラプレミアム ベニソン&グリーンピース フォーミュラ ドライキャットフード ハンディバック」
※TOSHO PLUS LOVEいつものまぐろカツオ+シラス
国産フードで初めてのリコールではないでしょうか?
「通常の濃度を超えるヒスタミンを含んだ原料が混入している恐れがある」
という理由でのリコールです。
<カナダリコール品>
※ROYAL CANIN VETERINARY DIET
・FELINE HYPOALLERGENIC HP
・FELINE SENSITIVITY RD (Rice and Duck)
<アメリカリコール品>
※ニュートロ
・グルメクラシック缶
・ナチュラルチョイスコンプリートケア缶
※ROYAL CANIN VETERINARY DIET
・Feline Hypoallergenic HP23™ Dry Cat Food
(療法食です)
※IAMS CAT
・Select Bites 3 oz Pouches
・Cat Slices and Flakes in Cans
※EUKANUBA CAT
・Morsels in Gravy 3 oz Pouches
・Cat Cuts and Flaked in 3 oz Cans
(アイムスおよびユカヌバの詳細はこちらで確認してください)
※ヒルズ
・Science Diet各種
(詳細はこちら)
・プリスクリプション・ダイエットm/d ドライ
※ナチュラルバランス
・Venison & Green Pea(猫はドライのみ)
<南アフリカリコール品>
※ロイヤルカナン
・ドライフード全種
ロイカナやニュートロは、並行輸入品にはくれぐれもお気をつけください。
お店によっては、並行輸入品である事を明記していないところもありますので。
今回の騒動の一番の原因は、どうやら中国産の小麦グルテンおよび米グルテンの、メラミン汚染のようです。
またこのメラミンが、品物を高品質に偽装するため、意図的に混入されていたのではないか、という話まで・・・。
これって人間向けのみだったらこれほどまでに早く現象が起きなかったかもしれませんね。
注目すべきは国産TOSHOの魚ウェット缶が、高濃度ヒスタミンでリコールがかかっている点です。
このヒスタミンは、TOSHOのサイトによると「魚類の鮮度低下に伴いヒスタミン生成細菌により生成されるアレルギー様食中毒の原因物質の一つ」との事。
症状としては、吐き気・嘔吐・下痢・頭痛・発疹等があるそうです。
どれも「あら〜?換毛期かしら〜?」とか「あら〜?アレルギーかしら〜?」で済まされてしまいそうな症状ですな・・・。
頭痛って、猫は訴えられないし。(苦笑)
そして、「魚の鮮度低下によるもの」という事は、この危険性は魚を使った国内フード全般に言えることではないでしょうか?
国内の魚を使ったフードの大半は、タイ等のアジア地域で作られているという事をお忘れなく。(何が言いたいかは・・・。(^^;;)
今回のリコール騒ぎで「国内産の魚フードなら安全」とか言う話も聞きましたが、必ずしもそうではないって事ですね。
魚缶で使われているのは主に、マグロ、カツオなどの大型魚。
現在日本では、妊婦はマグロの摂取を控えるように通達が出ているんですよ〜。
あまり知られていませんが、これは水銀汚染の影響が考えられるためです。
大きな魚は海の生態系の上でもっとも上位にいます。
という事は、小さな魚から積み重なった毒素もたくさんもっているという事。
水俣病が最初、猫踊り病と言われていた事を思い出してください。
妊婦に摂取を控えるよう通達が出ているのに、なぜ国産のフードにマグロやカツオなどの大型の魚が平気で使われているのか、前々から疑問だったんですよね。
ま、でかい魚はそれだけコストを抑えられるわけだから、安全性よりコストって事ですよ。
今回のメラミン汚染のフードとなんら大きな意味合い的には変わりません。
→ [参考]厚生労働省 妊婦への魚介類の摂食と水銀に関する注意事項(案)
ちなみに、カナダ厚生省(Health Canada)のガイドラインでは、「メカジキ、鮫、生・冷凍マグロについて、その消費は一週間に1食に制限すべき」「幼児・妊娠可能年齢の女性については、メカジキ、鮫、生鮮・冷凍マグロの奨励される限度は月1食」だそうな。
人間でこれだったら、猫はどうかは推して知るべし。
鉛や重金属の排出を促してくれるミネラルは、亜鉛やマグネシウムですが、猫のフードではこの二つは制限されてますよね。
そして、水銀は体に蓄積されるものです。
国産魚フードのリコールなんて、そんなびっくりするものでもないかもね〜。
COMMENTS
あの国はどれほど粗悪な物を作ったら気がすむんでしょうね??
私がいつも購入している○間アニマルサプライでは
フードリコールの報道について、書かれていて一応安心らしいので
ホッとしました。^_^;
それにしても、どこまで出てくるんでしょうね??
まぁ、中国は今過渡期ですからねぇ。
国民性もあると思いますけど、それを言い訳には出来ないしね。(^^;;
なんか最初は「うちはアメリカになんか降ろしてない!」とか言っていたとかいう話も。さもありなん。(苦笑)
今回の小麦粉汚染とは別の原因の問題フードも出てきていますから、これがこの先良いフードに変わるきっかけになってくれればいいんですけど、時間を置いたらまた同じことの繰り返し・・・にはならないで欲しいですね。
それ以上に、消費者である私たちが賢くならないと。
手作り食でも何でも食べるようにしておいてよかったわ。こういうときにすぐに切り替えられるから。
カナダ厚生省の魚摂取のガイドラインについてはだいぶ前にニュースか何かで聞いたけど、ひぇ〜って思ったのを思い出したわ。
まぁ、元々いろいろ疑惑視されていたペットフードの裏側が見えただけでも、収穫と思えないことはないかもね。(^^;;
にしても、療法食まで委託とは恐れいったわ〜。
こんな体たらくじゃ、ニュートロ・ロイカナ・ヒルズはもう、プレミアムフードとはとてもじゃないけど言えないよね。
ジャンクと一緒。
魚の水銀問題に、なんで日本のペットフード会社は何も触れないのかとっても不思議。
「水銀問題があるんですよ!だからわが社は安全なアジ・イワシ使用です!」とか、結構売りになると思うんだけど。(笑)
水俣病でも、病気を治すためにせっせと魚をあげてたという悲劇があったのを思いだします。