二年前に始まったこの猫里親詐欺事件。
裁判では原告が被告に引き渡した14匹の猫が対象になっていますが、実際はもっと多かった模様。
結局、この控訴審で二匹の猫しか確認できなかったという事のようで・・・これじゃ、被告側の言い分がおかしいことはバカでもわかるって。（ーー；；

実は私、最初の裁判の時に一度傍聴に出かけてまして(当時、フリーで仕事していたため、時間的に自由が利いた)、しかもそれが、たまたま数少ない被告が出廷した時でして、被告の名前も顔も存じ上げているわけですが。
まぁ、言いたいことはいろいろありますけど、それはここは公の場なので言わないこととして。

少なくとも、現在の法律では「モノ」としか扱われない、極めて希少価値は低いという扱いをされることの多い猫達の価値をきちんと認めて、返還命令を出してくれた控訴審の結果を、私は支持します。

それにしても、初回裁判では「体調が悪い」を繰り返し、裁判に遅刻するわ出廷しないわ弁護士もつけないわで、負けるべくして負けた被告。
控訴審では弁護士に全て一任するも、ボロボロ穴だらけの主張を変えることもなく、やはり負けるべくして負けた上に、賠償金まで引き上げられて。
これじゃ、弁護士雇った意味もないし、控訴した意味もないじゃん。
何がやりたいんだか、私にはさっぱり理解できません。
時間を引き延ばす作戦？
当初はきちんと飼育していたけど、時間と共にあちこち分散してしまったとでも？
そもそも「完全室内飼い」を約束して渡された猫達を、平然と「半外飼いしているのでどこにいったかわからない」とか言ってる時点でアウトだと思うけど。

と同時に、被告側の弁護士もずいぶん無能だなぁと思うんだけど。

いずれにしても、これで刑事事件立件への道筋が立ってくれればいいな。
民事じゃぬるすぎるよ。