この「ダンボール肉まん」事件。別に単独で出たニュースじゃありません。
元々は、アメリカでおこった「ペットフードによる犬猫大量死」が発端ですよね?
アメリカでペットフードによって犬猫が大量に(最終統計は2,000匹と言われてます)死んだ。
原因を調べたら、汚染されたグルテンが入っていた。
そのグルテンは、中国から輸入されたものだった・・・と。
そこから、中国製品ってどないやねん?となり、
パナマの毒入りシロップ事件とか、汚染歯磨き粉問題とかが出てきた延長線上での、ダンボール肉まん事件なわけで。
その一連のニュースの、最後の最後の事件を「やらせでした」と大々的に報じることで、あたかも「報道自体の問題」と、中国製品の劣悪さを摩り替えてしまわれた気がしてなりません。
根本的な問題は、「視聴率を取る為の、やらせ報道」なんかじゃありません。
明らかにそこにある「汚染食品(もしくは商品)」に対する危機です。
「ああ、やらせだったんだ〜。んじゃ、あんな商品は存在しないのね〜」
なんて思ったら大間違いです。
あれは無くても、それ以前の汚染商品は、間違いなく存在していたのですから。
ただ、こんなコラムもあります。
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中国の汚染、一番の被害者は中国人
もちろん、一番汚染されているのは現地中国人というのは疑いないでしょう。
「中国では市販薬は買うな」っていう話もあります。
中国人は、きつい薬を使い続けて耐性があるので、外国人が市販薬を使うときつすぎるという事と、偽薬が横行しているという事からのようです。
(この偽薬も、汚染食品・商品と同じく、成分がわかってるんだから作ればいいじゃん、というある意味中国的商魂逞しさから出来ているものらしい・・・)
中国は、日本とは比べ物にならないくらいの学歴社会です。
また、日本では想像できないくらいセレブと末端社会の差が激しいです。
それこそ「これが本当に同じ国か?」と思うくらい。
そして、その対比は1:12。
現在の中国では、良識的な人もいるものの、多勢に無勢というところのようです。
ただ、日本だって同じ道をたどって来てるんじゃないでしょうか?
今でこそ、清潔で美しい日本ですが、私が子供の頃は祖母の田舎は水洗トイレじゃありませんでした。(いや、実は未だに表向きは水洗だけど、裏の仕組み的には違うらしいんだけど・・・。
(^^;;)
40年ほど前の、高度経済成長期の日本だって、今の中国のようなものだったのでは?
だとしたら、「来た道」を断罪して嗤うのはどうなのかなぁ、という気もしないでもない。
だいたい、日本が正しいかっつーと、こんな会社も影で横行しているわけで。
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食品偽装:中国産ヒジキなどを九州産と偽る
こんなバカげた事を「問題ないと思った」といけしゃあしゃあと言ってしまう社長のどこが汚染商品を平気で出荷する中国人と違いがあるのかと。
毒が含まれてるか含まれてないかだけの違いで、根本的には一緒でしょ?
ミートホープしかり。
どこの国がどうだこうだじゃなくて、日本に輸入して日本人に提供するのであれば、その輸入元の日本人(もしくは日本の会社)が、きちんとしたルールと良識を持って、安全な商品を選ぶべきなんじゃないかなぁ、と思うんですが。
汚染商品を作り出す外国の問題っつーよりも、その汚染商品をよく調べもせずに「安い、利益があがるから」とほいほい輸入して垂れ流す国内企業の方が悪質な気がします。
そして何より一番あほで考えなしなのは、こういう一時的報道に乗せられて、ダンボール肉まんをまじめに作って恥をかく、日本のマスコミ。
根本的な意味合いや、問題を検討して、きちんとした「報道」をする番組なんて、皆無じゃないですか。
私は、中国の毒入り商品なんかより、日本の汚染されきったマスコミの方が、よほど怖いし、よほど問題だと思うんですけどね。
ま。
選挙に出たはいいが、肝心の自分の選挙権がなかった、なんてもう笑えもしないことを平気でやるのが、報道関係の人間ですからね〜。(笑)
あんなバカが当選したら、日本の未来はないも同じだね。
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