2005/03/09

更新記録には載せてませんが、Cat's lifeの健康手帳、結石の療法食に、各療法食の成分表を載せてみました。
ずっと書きたいと思ってたんだけど、治療中はルジのことにかかりっぱなしで、成分を控える余裕も無かったので。
最近、成分表をサイトに載せてるショップが多くなってきたので、それを拾ってまとめてみました。
そしたら、どうしても一言書かなくちゃ収まらなくなっちゃった。(苦笑)
なんなんだ、この成分表は。(ーー;;


「鶏肉」「チキン」ならまだしも(注1)、「家禽肉」って何よ。
鶏副産物だけでなく、鶏副産物「粉」(注2)まで入っているフードまであるし・・・。
フィッシュオイルの保存料にエトキシキンを使ってるフードまであるしね・・・。
結石を治すために発がん性物質をやってりゃ、世話ないっちゅーの。
それでも、表記されてるだけまだ良心的といえなくも無い。
他のフードは動物性油脂を添加していても、保存料の表示が一切ない。
脂を使ってたら酸化するのは当然。
それなら酸化防止剤を使ってて当たり前。
なのになんでその表示がされてないんだ?
消費者が酸化防止剤に関しての知識をつけてきたから隠してるのかなぁ、なんてかんぐっちゃいます。(注3)
ちなみに、私が療法食を使っていた頃は、ユカヌバドライにエトキシキン、ロイカナにBHAが入っていた記憶があります。

なんで、病気を治すための療法食の素材が、こんなにお粗末なんでしょ?
値段だって決して安いわけじゃない。
4Dミートは使ってません!って謳ってるお高いフードと、それほど定価的には変わらない値段をしている気がするんだけど。
病気を治すために与えた食事で別の病気にすれば、そりゃあんたがたは儲かるわな。と、皮肉のひとつも言いたくなってしまう。

だいたい、完全肉食獣の猫が自然の状態で結石にならないのは、肉食をすることで尿が酸性化されて結晶が出来ない状態になるから、ってのが今じゃ定説なのに、なんで肉のほとんど入っていない穀類だらけのフードで結石が治るんだ?
私にはそっちの方が不思議・・・。
それって無理やり尿を酸性化させる「何か」が入ってるって事ではないの?
それは、「薬」と何が違うのか・・・??

うちが結石治療をしていた時は、療法食と尿酸化剤以外の選択肢は無かったから、早く普通食で維持できるようにと療法食をあげていたけど、それでもユカヌバ、ロイヤルカナンは、石油系保存料が入っていたのでそうそうに切りあげました。
(先生に「ユカヌバ、もう一週間続けてみますか?」と聞かれて、即答で「やです」と答えた私。(笑))
その当時は今ほどフードの実情を知らなかったけど、普通食で廃止の方向に向いている石油系酸化防止剤が療法食にばしばし使われていることは、納得できなかったのをすごく覚えてるんだけど、本当の問題は石油系保存料とかではなく、基本のフード構成だったのねってことが今ならよくわかる。

今は手作り食で結果を出している人も結構いることだし、猫ちゃんが食べてくれるのであれば、結石の子にはBARF(生肉)コントロールを試してみてほしいなぁ。
こんな摩訶不思議だらけの療法食をあげ続けるより、よほど健康によろしいかと思いますよ・・・。

いろんなフードを試してきたけど、手作り食にしてようやくフードの「ここがおかしい」が見えてきたような気がします。
犬の手作り食が流行したおかげで、海外から生食フードが入ってきたり、新しい良質フードが出てきたりもしてるし、この流れがもっと大きくなるといいなぁ。

(注1)
本来であれば、この表示も4Dミートの可能性があるので避けた方がいいらしいです。「鶏正肉」と表示のあるものにするべきなんだとか。
(注2)
ただし、このメーカーは鶏副産物粉について、「内臓を含む食べられる部位を洗浄して粉にしたもの」、と書いています。
が、それが本当かどうかを確かめるすべは、われわれ消費者にはありません。
(注3)
動物性脂肪と酸化防止剤については、こちらの説明がわかりやすいかと。
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