2004/03/21

アメリカ政府はこのほど「魚を食べることは健康によいが、水銀含有量の多い一部の魚については、妊婦および新生児とその母親は摂取しないほうがよい」と言う勧告を出したそうです。
この勧告は、食品医薬局(FDA)と環境保護局(EPA)が合同で出したものだそうで、妊娠を計画している女性や、妊婦、授乳中の女性は安全のために、食べる魚の量と種類に注意した方が良いとしているそうです。

ん〜、これって妊婦だけの話?
日本では「猫には魚」という風潮があるから、これは猫も気をつけなくちゃいけないのではないかしら?
猫は人間よりも体が小さいし、毒に対する耐性も弱いと聞くし。
(ちなみに「猫に魚」は日本と、地中海沿岸の一部の国のみの感覚だそうな。猫は肉食なので、本来は「猫には肉」です)
水銀含有量が多いため食べないほうがよいとされている魚としては、サメ、メカジキ、サバ、アマダイなどの名前が挙がっているそうです。
またビンナガマグロは缶詰のツナよりも水銀を多く含んでいるそう。
逆に、水銀の少ない魚介類は小エビ、サケ、タラなど。

調べてみると、水銀というのは、常温を超えると猛烈に揮散するという特徴があるそうで、必ず加熱処理されている猫缶ではほとんど逃げてしまうらしく、また猫缶に占める実際の魚の割合が多くなければ当然含有量も減る、との事で、それほど緊急性を要する事ではなさそう。
でも、水銀は毛や、腎臓、肝臓に蓄積しやすく、一般の猫缶をずっと食べている猫とナチュラルフードのみを食べている猫では、毛に蓄積した水銀量が4倍以上になるという調査報告もあったりして。

調べていくうちに、これと同じ事は日本でも昨年に発表されていたようです。そういえば、聞いたことがあるような。
水銀含有量から避けた方が良いとされている魚は同じ物なので、それじゃ国内産の猫缶でよく使われているまぐろやかつおは安全なのだろうと思いきや、この二種類の魚は「集中的に食べる種類の魚ではないから」と日本の水銀チェック対象からははずされているらしいんです。(ちなみに深海魚系もはずされています)
っていう事は、リストに入ってないだけで、高濃度の水銀が含まれている可能性があるわけね・・・。
特に、まぐろは水銀含有量が高いって話も聞くしなぁ。
う〜〜ん。

うちは猫缶中心だけど、国産の物はほとんどあげていません。
それに、結石には肉の方がいいという話を聞いてから、肉の猫缶中心にあげているので、特に心配はないとは思うのだけど・・・。
しかし、狂牛病に鳥インフルエンザと肉が危ないってのに、魚は魚で水銀とは・・・。
人間が行ってきた諸々のツケが、回ってきてるって事なんでしょうかねぇ。
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