お散歩と言っても別に歩かせるわけではなくて、私がルジを抱っこしたまま、狭いアパートの廊下の端まで行って帰ってくるだけ。
逃げられると困るので、片方の足をしっかりと掴んで、左肩にるっちゃんの上半身を乗せるようにして抱っこします。
時間もそんな長いことではなく、早いと一分くらい。(^^;;
長くても三分もすれば帰ってきます。
時間が長くなればなるほど事故の危険性も増えるし、場所を変えればパニックになられると困るし。
一定の距離と固定されたルート、短時間で満足させることで、必要以上にお外に興味を持たせないようにしてるんですけど、果たして効果があるかどうかは謎。(笑)
でも、お外への興味云々よりも、るっちゃんにとっては「私と二人きりになれる」という事の方が大きいみたい。
ルジさんは最初の子だったこともあり、一年近く一人っ子期間があった唯一の子。
私を独り占めだった子供時代が過ぎ、ココ助が仲間入りしてからはあれよあれよとしーちゃんにレーナさんと新入りが入ってきて、その分私を分散で捕られてしまうことが彼にとってはストレスになることもあるみたいなんですよね。
それによって下の子達をいぢめたりするのを悪いことと叱ってしまうのは簡単だけど、それぞれ同じ家で育ってきてはいるものの、やはり全く同じ環境でなないわけで、一人っ子生活を知っているるっちゃんに叱って終わるのはやはり酷というもの。
狭い部屋なので、家の中では完全に二人っきりにはなれないから、このお外のお散歩は私と「完全に二人きり」になれる貴重な時間なわけです。
これをやり始めてから、るっちゃんが他の子をいじめたり、八つ当たりしたりすることが減りました。(^^;;
そういう効果も見えていたので、るっちゃんが要求すればお散歩に出るのが今年の冬の日課だったんです。
ところが。
このお散歩、実はとっても危険な代物。
というのも、私と二人っきりになれたルジさんは、ドアが閉まった瞬間から、喜びMAX。当然大興奮。(^^;;
そして、興奮したルジさんの辞書からは「力加減」と言う単語は
消え去るのです。orz
ただでさえ7kg近い大型猫。
本気で力を出されると、かなりの強さがあります。
おまけにるっちゃんは、
頭突き猫。(^^;;
彼にとっては最上級の愛情表現なんですけど、うれしくて興奮状態になると、全く力加減してくれなくなるんですよ。orz
なので、ちょっと油断すると目一杯の頭突きを顔に受けることになり、「ほ〜ら、るっちゃん♪お月様が綺麗だね
ふぐっ!!」なんて事になるわけです。
頭突きをほっぺたに受ければフック。(油断して、口の中を切った経験あり)
あごに受ければアッパー。(油断して、舌噛んだ経験あり)
正面から受ければストレート。(油断して、鼻血出した経験あり)
まるでボクシングの試合ですよ。(苦笑)
そして、ご機嫌なるっちゃんは、もみもみも高速に。
そのもみもみも、一番近い場所にある顔が標的になります。
これも、油断するととんでもな事になるんですよ〜。
先日、私のほっぺたにぽふっとにくきうを置いたるっちゃん。
ご機嫌にごろごろノドを鳴らしながら、早速もみもみ開始。
そのうちに興奮したルジさんのもみもみは速度を増し、速度が増すごとに手は下がっていき、やがて上唇に来た時、もみもみの手が器用に私の上唇を「もみっ」で引き上げ、次の「もみっ」で
歯茎を爪でがりっ!!っと。orz
もちろん、口の中大流血。
まさかそんな落とし穴があるとは思わず、にくきう気持ちい〜♪なんて、ほこほこしていたら、地獄へ叩き落されました。orz
でも、怒るに怒れないから、「るっちゃん、ひどいよ〜!痛いよ〜!」と、マジ泣きしながらお家に帰ったのでした。(爆)
そしてもう一つ困ったクセが。
それはルジさん、超ご機嫌になると、
はんむ〜〜♪と噛み付いてくるんです。orz
本猫は甘噛みのつもりらしいんだけど、興奮状態に陥るとついつい力が入ってしまうらしく、あごを噛まれて牙のミミズ腫れを作ったり、鼻をかまれて
鼻の穴に牙がずぼー!!っと刺さって流血したり、こちらもかなり危険。(^^;;
ってなわけで。
私は主に攻撃を受ける顔に神経を集中しながら、はんむ〜♪っとくる牙をかわし、有頂天になりそうになるにくきうをかわし、頭突きは
同じく額で受けてかわしながら、短い散歩を楽しむのでした。
だから三分が限度なのよ・・・。
ウルトラマンだって、三分が限度ぢゃん・・・?
るっちゃんの攻撃をまともに受けると、本気で痛いんだよ・・・。(泣)
<<Close