うちの近所は、普段は人通りが多くて野良猫の姿は見えないんですが、住宅街で猫に餌をやる人達も多いらしく、夜中になると結構な数の猫たちが出没します。
そのため、発情期の猫の鳴き声や、オス猫同士の諍いの声なんかが夜中に響き、子猫も毎年のように生まれていたんだけど、三年ほど前を境に発情の声が聞こえなくなり、子猫も見なくなってたんですよね。
そのことに関してはあまり意識していなかったんだけど、今年の春に久しぶりに生まれた子猫達が
耳カットを受けていることをつい先日知りまして、ここら辺にもボランティアさんが入ってくれていることを始めて知ったわけです。
(それを知って初めて「ああ、そういえば発情の声を聞かなかったな、最近」と思い当たった。(^^;;)
このカラーポイント三兄弟は、今年の子猫の前に生まれた最後の子達。
大通りから各一戸建てのおうちに続く小道をねぐらにしていた三兄弟は、バイカラーポイント二匹と、シャムポイントが一匹。
最初は、母猫が見守る中三匹一緒にころころ遊んで転がっていたんですが、そのうち母猫の姿が見えなくなって、三兄弟だけに。
その頃には、子猫のくったくさは抜けて、ガリガリの体の目つきの鋭い野良猫さんになっていました。
子猫の中で最初に消えたのは、シャムポイントの子だったかな。
その後しばらく、バイカラーポイント二匹でいてたのが、いつの間にかみんないなくなって。
その後、どうしてるかなぁ?とずっと思ってたんです。
その子が目の前に。野良猫の逞しさにちょっと感動。
ただねぇ。
本当にあの三兄弟のうちの一人かはわからないんだよねぇ。
だって、あの頃の面影がみじんもないくらい、
ぷっくぷく
になってるんだものぉ。(笑)
三年前がシャム猫だとしたら、今はアメリカンショートヘア、みたいな。(^^;;
右耳にはしっかりと耳カットの痕がありました。
ふっくらしたのはそのせいかな?
他の二匹がどうなったかはわからないけど、出来ればよいご縁があって、家の中でぬくぬく暮らしてるとうれしいなぁ。
もし、野良猫さんとして短い一生をすでに終わらせていたとしても、この子が残っている限り、私はあの道端でころころ転がって道行く人を和ませていた三兄弟の姿を思い出せるでしょう。
蓄えた脂肪で、この冬をしっかり乗り切るんだよ!!
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