もちろん、つきっきりでお世話です。(笑)
なんじゃそりゃ〜?!Σ( ̄ロ ̄lll)
と思ったアナタ。ご説明しましょう。
この子は、多頭飼い崩壊現場から救出されてきた子のうちの一人なんです。
実は、関西のボランティアさんのサイトに現地のフォトアルバムがありまして、それを見ていたらその中にココちゃんに表情のソックリな子がいたんですね。
ココ助は兄弟がみんなシールポイントだったので(一人だけレッドタビーの子がいたけど)、もちろん兄弟姉妹にも似てる。
そんな子が狭いケージの中に複数の猫と一緒に入って、悲しげな顔をしているのがなんかいたたまれなくて・・・。
でも、そのフォトアルバムの写真はあくまでも「現地」での写真。
関西に引き上げて来た子の写真ではないし、そもそも数が数だけに、その子の事を問い合わせしても「どこに行ったかわかりません」といわれるのがオチだろうな〜、それで当然だよな〜と思っていたんです。
でも、それならそれで他の子の一時預かりとかしてもいいし・・・と思い、ダメ元で関西ボランティアさんに「フォトアルバムの○○番の写真の子の所在はおわかりになりますか?」と問い合わせをしてみたんです。
そしたらなんと!
「その子は我が家です・・・」
と言う返事が!ええっ!!Σ( ̄ロ ̄lll)
1/100の確率だよ?!ありえねー!(聞いておいて言うな。(笑))
しかもボランティアさん、同じ神戸だし!
「一度見学にいらしてください」
というお言葉に甘え、早速ボランティアさんのお宅まで見学に行ってきたのでした。
ボランティアさんのお宅には、北陸の現場から引き上げられてきた猫達が、成猫・子猫合わせて10匹ほどいました。
どの子も人間の手がかけられていないので、毛玉がすごかったりはしましたが、どの子も大人しく、人なれはしていないものの攻撃性は全くなく、時間をかけて手をかけてあげればきっと素敵なパートナーになるだろうな〜というかわいい子ばかり。
大阪からいらした子猫の里親希望さんと現地でご一緒して、しばらくボランティアさんとお話しながら猫達を見て、子猫と遊び、早速引き取りの意思を伝えてお迎えしたのでした。
命名、レーナ・マリア。
ゴスペル歌手のレーナ・マリア・クリングヴァルさんからいただきました。
私は彼女の、ありのままの自分を受け入れる強さが大好きです。
この子にも、そうなって欲しいなぁという思いを込めて。
レーナは、写真を見て思っていた通り、女の子で生後8ヶ月から10ヶ月。
2ヶ月ほど前に、初産で子猫を生んだ形跡あり。
(子猫がどうなったかはわからないようです)
お目目は綺麗で、血液検査も異常なし。避妊手術済み。
あのひどい状況ではあっても、一応完全室内飼いだったので、ノミ・回虫の類も問題ないそうです。
ワクチンだけがまだなので、様子を見て打ちに行かなきゃいけませんが、なにぶん人になれていなくて、びくびくさんなので、ちょっと様子を見ようと思っています。
前回、子猫の受け入れで失敗しているので、今回はしーちゃんの縄張り&リラックス場所であるケージは使わず、押し入れの前に子供用テントを設置。
レーナちゃんはそこにいてもらう事にしました。
これは、今までの環境が環境だったので、テレビの近くで生活音になれてもらうためでもあります。
案の定、最初はテレビの音にもびくびくしていましたが、半日もいるとなれてしまったようです。
そして、私が入り口を開け閉めするのを見て、早速脱走!う〜ん、かしこい!(笑)
とりあえず好きにさせることにして、初日はどこにいるんだかわかんない・・・ってな状態になりました。(^^;;
しるこずはというと、「なんかいるみたい〜?でも見えないからいいや〜」って感じで、いつもと全く変わりなく、日常そのもの。(^^;;
しーちゃんもハンストすることもなく、普通にしてました。
初日は完全に隠れてたレーナちゃんも、翌日にはちょっとずつ姿をあらわすようになり、姿が見えると一生懸命しゃーしゃーしにいくのはルジさん。(^^;;
ココちゃんは初日だけ、テントの中にいるレーナちゃんにしゃーしましたが、翌日からは全く吹かず、傍観していました。
しーちゃんは興味津々って感じ。
レーナちゃんが隠れている場所に、「なんかおる・・・なんかおるぞ〜」と、そろそろっと近づいていって、姿が見えると「きゃ〜!やっぱおった〜♪」と、ぴゅーっと逃げるという遊びを何度かしていました。
怖がってるのかと思ったら、意外とそれが楽しいらしくご機嫌。(^^;;
この日、レーナちゃんは隠れ場所のすぐそばにあるキャットタワーの足で爪とぎできることを発見。
爪とぎが楽しかったらしく、5分近くもガリガリガリガリやって遊んでました。
三日目の夜、寝入りっぱなに「ぴゃうー、ぴゃうー」という鳴き声が聞こえてきたので、びっくりして電気をつけたら、パソコンデスクの横のコンポの上に登ったレーナちゃんが、降り方がわからなくなったらしく泣いていました。(^^;;
降ろしてあげたところ、すぐ隠れ場所に戻っていったんですが、その後それが怖かったのか、部屋のベランダ側半分までしか動けなくなっちゃいました。orz
抱っこしてキッチンなどを見せて回り、その途中でしーちゃんにご挨拶させたんですが、どちらも吹くことも逃げることもなく、お互いふんふん一生懸命匂いを嗅いでました。
これなら大丈夫そうかな〜?
四日目の夜も、寝入りっぱなに「ぴゃうー、ぴゃうー」とレーナちゃんが泣くので、問題が起きてないことを確認してから「レーナちゃん、寝る時間だよ。鳴いちゃダメだよ」と言うと、なんと!
ベットに登ってきて私の足元で香箱組んで寝るじゃないですか!(≧∇≦)ノ
まだまだ私が動くとすぐに逃げて行っちゃうけど、ちょっとずつなれてきてはいるみたいです。
るっちゃんもココちゃんも、レーナちゃんが隠れ場所から出てくると、ちょっと離れたところに座って、じ〜っとレーナちゃんを観察するようになりました。
こんな感じ。
実はルジさん、この腹だしの格好のまま、時々思い出したようにしゃーしてます。(笑)
当然怖いわけもなく、レーナちゃんは「なに、このおぢさん・・・」って感じで無視。(^^;;
私は、そんな体勢でしゃーしてまた咳き込むんじゃないかと、ルジさんの方が心配でなりません。(爆)
この日、レーナさんが左眼に軽く結膜炎を起こしていたので、目薬投入。
しるこずよりも全然大人しくささせてくれました。(笑)
目薬とCSで目を綺麗にすることで、一日で完治!
やっぱり、カラーポイントは目が弱点だなぁ。
5日目にはみんな吹かなくなり、一週間たつ頃にはしーちゃんも時々自分からレーナちゃんの様子を見に行くようになりました。
それでも、レーナちゃん自身はまだ、猫達も私も怖いらしく、自分から近づいてくることは出来ないようです。
それでも、こちらから近づいていく分には、猫達は平気になってきました。
(私は逃げるけどね・・・。(T_T))
ご飯も最初は家に備蓄してあった猫缶をあげてたんですが、二日目から手作り食を混ぜていったところ、なんと猫缶だけをよって残して、手作り食だけを食べることが発覚!
エライぞ、君の選択は正しい〜!と手作り食オンリーにしてみたところ、もりもり食べるようになったため、四日めには完全手作り食切り替え完了。(^-^)
うちの子になる子は、全くと言っていいほど手作りご飯を拒否しないよな〜。(笑)助かるわ♪
おトイレもテントの中の専用トイレをしっかり使ってくれて一安心。
(まだキッチンまでいけないので、みんなと同じトイレを使えないので・・・)
小さい毛玉が脇の下や胸元にたくさんあったんだけど、それは二日目にほぼ駆除。
ただし、お尻の上から背中にかけてあったでっかい毛玉を通り越したフェルト状の固まりは、三日かけてちょっとずつ駆除しました。
はさみを使うのは怖いので、私の使ってた眉毛カット用のはさみを使って、ちょきちょきと。
刃が鋭くないので怪我をさせる危険性はないものの、切れ味はいまいちなので、時間がかかりましたが、根元からがっつり固まっていたので。
痛い思いはさせたくないしね〜。
ってな訳で。
一週間経って、どうにか落ち着いたレーナさん。
時々急激に不安になるのか、いきなり「みゃあおうう!!」って鳴くことがあるんですが、そのたびに「どうしましたか?何か問題ですか?」と声をかけてあげるようにしたら、こっちをじ〜っと見た後、落ち着くようになりました。
やっちゃいけないことも、2回位注意したら覚えるし。(^-^)
人なれ・猫なれは、かなり長期戦になりそうですが、あんな環境で生きてきた子なのに、
とっても頭の良い子です!!<バカ親
これからは4にゃんともども、よろしくお願いします〜。m(_ _)m
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